こんにちは、お久しぶりです。長谷川京香です。
この春から、無事に大学2年生になりました。
そして昨日、4月17日で、ついに20歳を迎えました。
自分がこの世に生まれてから20年。
あっという間だったような、まだ20年しか経っていないような、なんだか不思議な気持ちです。
憧れていた「20歳」
私はつい最近まで、
「早く20歳になりたい」「早く大人になりたい」
そんなふうに思いながら過ごしてきました。
でも、実際に20歳になってみると、
昨日と何も変わらない日常が続いているだけ。
期待していたような「劇的な変化」はなく、
むしろ、自分の精神的な未熟さを痛感する場面が増えた気がします。
年齢という数字は、ときに自分を奮い立たせる“鞭”にもなるけれど、
同時に、過ぎていく時間の速さに、自分が追いつけていないことを思い知らされるものでもあるのだと実感しています。
私という人間を形作ってきたもの
この20年間で、私は本当にたくさんの出会いと別れを経験してきました。
転勤族の家庭に育ち、これまでに5回の転校を経験。
そのたびに新しい環境に馴染むのに苦労しながらも、
「どう自分を変えていくか」を考え、少しずつ成長してきた気がします。
中でも記憶に残っているのは、小学校2年生から中学1年生までを過ごした兵庫県での時間です。
わずか1学期間だけ通った公立中学校では、学校の空気が合わず、しばしば学校を休みがちに。
「死ね」「殺すぞ」といった言葉がノリとして受け入れられ、それが日常的に飛び交う教室。
厳しい校則、先生に見張られているような感覚。
そして、誰が上で誰が下かを無意識に測り合うカースト的な雰囲気。
教室にいるだけで、心がすり減っていくような感覚がありました。
文化も国籍も異なるクラスメイトたちとの出会い。
3ヶ国語を話す同級生に刺激を受けて語学に興味を持ち、
また、地域の方々と一緒に、路上生活者へ生活必需品を届ける活動に参加したことが、
初めての「ボランティア活動」との出会いでした。
多様な分野で活躍する仲間に囲まれながら、
子ども食堂、フードバンク、選挙ボランティアなど、
さまざまな活動に挑戦してきました。
どれも、今の自分を形作るうえで、大切な経験です。
「自分が変われば、環境も変わる」
もちろん、どんな場所にいても、人間関係の悩みはついてきました。
友達同士のトラブルに巻き込まれたり、
自分の居場所について悩むような時期も経験しました。
でも、そんな経験を通して気づいたのは、
「自分が変われば、環境も変わる」ということ。
母からはよく、
「自分の一番身近にいる5人は、自分を映す鏡だよ」
と言われて育ちました。
人間関係に悩んだときは、いつもこの言葉を思い出します。
苦手な人に出会ったとき、うまくいかない関係の中にいるときこそ、
「もしかしたら、私の中にもそういう一面があるのかもしれない」
と、自分自身の言動を振り返るようにしています。
もちろん、それは簡単なことではありません。
でも、「類は友を呼ぶ」という言葉の通り、
今の人間関係は、自分の波長が引き寄せたものだとすれば、
自分が変わらなければ、何も変わらない。
逆に、自分が変われば、自然と周囲も変わっていく。
だからこそ、どんな環境でも、
まずは自分自身と向き合い続けたいと思っています。
「自分を偽らないこと」が、幸せの第一歩
大学に入ってからは、
「本当にやってみたかったこと」を、
「恥ずかしがらずにやってみる」ことを意識してきました。
その結果、心から尊敬できる先生・先輩・仲間と出会うことができ、
同じ興味や価値観を持つ人たちに囲まれている今を、
とても幸せに感じています。
ある人がかけてくれた言葉があります。
「自己開示は、結果、自分を守ることにつながる」
自分を偽らず、「好き」を隠さず表に出す。
そうすることで、それを受け入れてくれる人たちが自然と集まり、
その人たちといる場所こそが、私にとっての「心地よい居場所」なんだと、
最近は強く思うようになりました。
最後に
正直に言えば、今の私に大きな自信があるわけではありません。
きっとこれからも、迷ったり、傷ついたり、悩んだりしながら歩いていくと思います。
でも、20歳という節目を迎えたいま、
これまでの経験を少し振り返ってみることで、
「がんばってきた」と胸を張れるほどのことはしていないかもしれないけど、
それでも、ここまでの時間をちゃんと生きてきたんだな、って思います。
これから先の10年、20年も、
出会いに感謝しながら、
自分の心の声に正直に、しなやかに歩んでいきたいです。
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